こんにちは。
モズク・ラボ編集局です。
10月も今日で終わり。
沖縄もだんだんと肌寒くなって来ました。
さて、8月に行われました 「平成30年度沖縄県もずく養殖業振興協議会 定期総会」の中で、
ICTブイの試験導入の話がありましたが、
今月18日に、勝連漁協にて設置作業が行われました。
>もずく協議会の記事はこちら
ICTブイとは、情報通信技術を活用したブイのこと。
業者さんからモズクの生産現場で導入してはどうかと提案があり、
一定期間、勝連漁協と本部漁協で試験的に設置することになりました。
勝連漁協に設置する日は、10月頭の予定でしたが、
台風が来たため中旬に延期になりました。
設置期間は、10月〜来年6月。
モズクの採苗から収穫する期間に設置することになります。
ICTブイを使うと、水温と塩濃度のデータを自動的に取ることができ、
しかも、そのデータはスマホを使って、リアルタイムに確認することができます。
設置当日。
船を出す海人の方、組合長、関係者の方々、総出で準備を行いました。
ICTブイが波で流されないように、重りとして土嚢を海中に沈めますが、
その土嚢も黒い袋に入れていきます。
ICTブイも台車から出して、保護していたダンボールをとって、
海中に垂らすセンサーの長さを、設置場所の海の深さに合うように調整していきます。
ICTブイには太陽光パネルが付いているので、電池を交換する必要はありません。
そして、備え付けられた制御盤で通信を行い、スマホ上でデータを確認できるようになります。
準備が完了したところで、関係者みなさんで船に乗り込み、海へ出港!
ちょっと風は強いですが、天気が荒れなくてよかったです。
そして、いよいよ海に設置!
私は船に乗らなかったので、業者さんから写真を提供いただきました。
こんな感じで海にプカプカ浮かんで、太陽エネルギーを使ってデータを取っていきます。
約8ヶ月間、かんばれICTブイ!
正確なデータを取るために、定期的にメンテナンスが欠かせないそうで、
手がかかってしまうところが大変です。
台風が来た場合は、そのたびに撤去しないといけません。
それでもモズク漁業がハイテクになりつつあると実感しました。
これからどのようにデータが取れていくか楽しみです!
では、またの投稿をお楽しみに〜