モズクで免疫力をアップしよう!

フコイダンのお話

こんにちは。

今年も残りわずかとなりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

沖縄は12月に入ってから雨の日が多く、寒い日が続いています。

大晦日はガクンと気温も下がるみたいですね。

 

風邪をひきやすいこの季節にオススメなのは、もちろんモズク!

モズクは夏のイメージが強いですが、

免疫力を高める働きもあるので寒い冬こそ食べていただきたいですね。

 

モズクには、食物繊維の一種であるフコイダンという成分が含まれていて、

このフコイダンを摂取すると、免疫力がアップすると言われています。

 

過去に行われた研究では、マウスにオキナワモズク由来フコイダンを摂取させると、

フコイダンを摂取させなかったマウスと比べて、次の作用が確認されました。

・免疫細胞の増殖作用

・マクロファージ貪食作用の活性化

・NK細胞の活性化

 

また、その機能はフコイダンの投与量に比例していて、

ヒト(体重60kg)に換算すると500mgから効果が見られたそうです。

 

専門用語が出てきたので、ちょっと説明・・・

*マクロファージ:生体内に侵入した細菌などの異物を取り込んで消化する白血球の一種。

*NK細胞:生体内に侵入した細菌などの異物を直接攻撃して破壊するリンパ球の一種。

 

免疫細胞の増殖作用について、図表で説明しているのが以下です。

 

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NCとかFLとかありますが、これは与えたフコイダンの量を示しています。

NC(フコイダンなし)、FL(低用量フコイダン)、FM(中用量フコイダン)、FMH(中高用量フコイダン)、FH(高用量フコイダン)、という意味です。

左の棒グラフを見ると、フコイダンの用量が多くなるにつれて、免疫細胞の増殖作用も上がっていることがわかりますね。

モズクをたくさん食べるほど、免疫力がより強くなるということなんです。

 

 

冬でもモズクを!と言いましたが、

モズクは夏に酢の物でさっぱり食べるイメージが強いですよね。

でもでも、温かい料理にも使えるんです。

 

例えば、寒い日はお鍋がオススメ!

食べる直前にモズクをポンと入れて、モズクが温まるのを待つだけ。

お出汁ともよく絡んで、食感もシャキシャキしてとても美味しいです。

 

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私は温かいうどんにトッピングする食べ方が気に入っています。

うどんとモズクの食感がいい感じに絡みます。

温かいお味噌汁に入れるのも、続けやすいですね。

 

そういえば、この間手作りしたもずくの佃煮ですが、

少し余っちゃったので、味噌汁にポイっと入れました。

味付けは醤油がメインなので、美味しく食べれましたよ♫

 

 

さて、今年はいつも以上に健康に気を使う年でしたね・・。

 

使い捨てマスクしか持っていなかったのが、だんだんと布マスクの枚数も増えていき、

アルコールのボトルを見かけるたびに手を消毒して、

お家に帰ったら早めにお風呂に入って、、とかとか。

 

まだ落ち着かないですが、年末年始を沖縄のモズクパワーで乗り切りましょう。٩( ‘ω’ )و

良いお年をお迎えください〜。

 

 

 

参考文献:Tomori, M.; Nagamine, T.; Miyamoto, T.; Iha, M. Evaluation of the Immunomodulatory Effects of Fucoidan Derived from Cladosiphon Okamuranus Tokida in Mice. Mar. Drugs 2019, 17, 547.

イメージテキスト

本場・沖縄県で、オキナワモズクやフコイダンの生産と研究開発に積極的に取り組むサウスプロダクトが、その魅力や特性を科学的にわかりやすくご紹介。
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