日本栄養・食糧学会大会で報告しました!

フコイダンのお話

こんにちは。

モズク・ラボ編集局です。

 

GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。

沖縄はとうとう梅雨入りしましたね。

最近はずーーっと晴れていますが・・・。

 

さて、今はモズクの収穫が真っ盛りですが、

フコイダンの研究にも着々と取り組んでおります。

先日、岡山で行われた「第72回 日本栄養・食糧学会大会」に参加して、

研究成果を報告しましたのでご報告いたします。

 

日本栄養・食糧学会大会は、毎年開催される栄養学や食糧科学に関わる学会です。

昨年は、19年ぶりに沖縄で開催され、サウスプロダクトからも3題の発表を行いました。

 

今年は岡山での開催。

とても緑豊かな場所で、のどかな気持ちになりますね〜

 

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今回は、「健常人ボランティアにおけるフコイダン吸収試験」について、

研究開発部で、フコイダンの機能性を研究する社員が発表を行いました。

 

どんな研究内容かというと・・

フコイダンが吸収される要因をしらべるため、

ボランティアの方にフコイダンドリンクを飲んでもらい、

尿サンプルを採って尿中に含まれるフコイダンを測定しました。

 

その結果、396例中385例で尿中にフコイダンが検出されました。

また、沖縄県内出身者が沖縄県外出身者に比べて、

尿中フコイダン濃度が高く、モズク摂取頻度も有意に高いことが確認されました。

 

つまり・・フコイダンの吸収にはモズクの食経験が影響していると示唆されました。

日頃からよくモズクを食べる人は、フコイダンの吸収も良くなる、ということ!

 

栄養食糧学会(嘉手納君発表)

 

吸収のしやすさ、を考えると分子量の小さい方がより吸収されそうなイメージですが、

私たちは高分子のフコイダンも吸収されると考えていて、その前提でこの研究を行いました。

 

実際に、分子量についての質問が多くありました。

高分子のフコイダンは、トランスポーター(物質を輸送するタンパク質)を

介した能動輸送(エネルギーを使った輸送)であると示唆されているので、

何らかのトランスポーターが関与しているのではと考えています。

 

 

「モズクをよく食べる人が、フコイダンの吸収も良くなる」

という研究成果は他ではやっていないので、とても興味深い内容ですね。

 

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健康のためにも、モズクを食べる習慣をつけましょうと、

より一層自信を持って言えるように、研究の課題をひとつひとつクリアにして、

また新しい報告ができるようにしたいですね!!

 

ではでは、次回の投稿をお楽しみに♪

イメージテキスト

本場・沖縄県で、オキナワモズクやフコイダンの生産と研究開発に積極的に取り組むサウスプロダクトが、その魅力や特性を科学的にわかりやすくご紹介。
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