モズクを見守る生き物たち

モズクのお話

こんにちは。モズク・ラボ編集局です。

今年の冬は、関東で大雪や低温注意報と大荒れですね。

沖縄もまた冷え込むとの予報で、しばらくコタツから出られなくなりそうです・・。

 

さて、前回は海の中でモズクがどのように養殖されているのかを紹介させていただきましたが、

モズクが育つ環境は様々な生き物たちが生息する、とても自然豊かな場所なんです。

今回はその代表的な生き物たちをご紹介いたします。

 

【海草類】

・アマモ

アマモ(フリー素地サイトよりDL)

苗床と中間育成の工程で網を張るときに、海底に生えている海草です。

イネの仲間で細長い葉を持っています。

別名リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシと呼ばれており、

生物としては一番長い名前を持っているのだそう!

アマモが生えている場所は、多くの生き物達のすみ家、えさ場、かくれ家、産卵場となっており、

また、光合成により酸素を供給して窒素をやリンといった栄養塩を吸収することで、

水質や底質を浄化する働きを持っています。

モズクはきれいな海でしか育たないと言われていますが、その環境を作っているともいえますね。

 

 

・ホンダワラ

 

本張りを行う場所に生えている海草です。

網を張る場所を確保するため、モズクを養殖するときは取り除く作業を行っています。

ホンダワラは、ホンダワラ属に入りますが私たちがいつも食べているヒジキも

同じホンダワラ属で、健康食材として注目されているアカモクもホンダワラ属です。

みんな親戚みたいな関係なんですね。

海の中で生い茂ると、まるで森のようになり魚介類のかくれ場やえさ場となります。

直接ホンダワラを食べる動物として、メジナ、アイゴなどの魚類やシラシゲウニなどが知られています。人間も食用として食べる地域があるようです。

ちなみに、ホンダワラを食べるアイゴはモズクも食べるんです。なんて食いしん坊!

 

 

【魚類】

・アイゴ(方言名:まーえー)

群れで移動しながら岩や植物の上に生える藻類を食べる魚です。

先ほど紹介したホンダワラを食べますが、モズクも食べます。

モズクの生産地では、アイゴの食害が問題になっており、被害が大きいところは防護ネットを張ることで対策を行っています。

勝連のモズク畑でも、たびたびやって来ているそうです。

大事なモズクを横取りされたくないですね!

アイゴは食用として利用されており、アイゴの稚魚を塩漬けにしたスクガラスは、豆腐にのせて食べるのが沖縄では一般的です。

スクガラス(無料素材サイトよりDL)

 

 

・シロクラベラ(方言名:まくぶ)

沖縄の3大高級魚のひとつといわれています。

モズク畑に遊びに来ているそうで、漁師さんによく目撃されています。

ベラ属の中では最も大きくなる種のひとつで、底生動物や甲殻類を食べます。

またシロクラベラは、雌性先熟(しせいせんじゅく)といって雌として成熟し繁殖に参加した後に、今度は雄に性転換して再び繁殖に参加するという珍しい性質を持っています。生物って不思議ですね〜。

ちなみに、沖縄の3大高級魚のあと2つは、ハマダイ(方言名:あかまち)とスジアラ(方言名:あかじん)です。

 

 

・タカサゴ(方言名:グルクン)


沖縄の県魚に指定されています。

マクブと同じようにモズク畑に遊びに来ていて、漁師さんに目撃されていました。

タカサゴは、昼間はリーフの外を遊泳して餌を探し、夜はサンゴの下に隠れて眠るのだそう。

モズク畑に来ていたときは、遊泳中だったのでしょうね!

沖縄県の主要な魚であり、大衆魚として県民の食卓に普及し、沖縄の海を連想させる美しい色彩を持っている、との理由で県の魚に選ばれました。県民から愛される魚なんです!

グルクンの唐揚げは沖縄では有名ですね。

 

 

 

ごく一部ではありますが、このような生き物たちに囲まれて

モズク達はすくすくと成長してるんですね〜。

今度モズクの畑を見るときは、他の生き物たちもいることを想像してみてください!

 

では、またの投稿をお楽しみに〜

  • フコイダン吸収試験ボランティア募集中!
  • イメージテキスト

    生産地・沖縄県で、オキナワモズクやフコイダンの研究開発と生産に積極的に取り組むサウスプロダクトが、その魅力や特性を科学的にわかりやすくご紹介。
    モズク産地ならではの「Live感」いっぱいで、お届けします!