先日行われました「第2回オキナワモズク・フコイダン研究会」に
参加いたしましたので、ご報告いたします。
研究会が発足した昨年の第1回開催時から、研究の報告の場として参加させていただいており、
今回も弊社から2名講演を行いました。
現在弊社で取り組んでいる研究は、オキナワモズクフコイダンのヒト試験についてです。
フコイダンの吸収に関する要因の調査や、フコイダンの整腸作用とその作用機序として
考察されることを報告させていただきました。
今回参加した研究会では、オキナワモズクの栽培技術の話から
フコイダンの構造や機能性の話まで、幅広い分野の講演が行われました。
基調講演をされた沖縄県水産海洋研究センターの諸見里先生は、
モズクの特徴は次世代にも受け継がれることを発見し、
それに基づいて昨年モズクの品種登録を行ったと報告されました。
今年からはモズクの安定生産化への取り組みを始めており、
今後のモズク生産技術の発展が期待できる内容でした。
一般講演をされた大阪市立大学の藤井先生は、
オキナワモズクの光合成の仕組み解明に取り組んでおり、その研究内容を報告されました。
オキナワモズクが生育する環境とその光合成の仕組みが解明できれば、
将来、オキナワモズクの生産量増加の可能性が期待できるかもしれません。
今年は、日本健康・栄養食品協会でフコイダンの規格基準が設定されたことから、
ますますフコイダンの研究開発が盛んになっていきそうですね。
私たちと同様に、オキナワモズクやフコイダンの研究に携わる方々と交流することができ、
刺激を受けることができました。
オキナワモズクの産業に貢献しようという同じ志を持つ方々とお会いでき、
とても心強く感じるとともに、私たちの研究開発をどんどん進めていかねばという使命を
沖縄のフコイダンメーカーとして改めて実感する研究会となりました。