日本栄養・食糧学会で研究成果を発表しました①

フコイダンのお話

こんにちは。

お待たせしました!久々の投稿になります。

 

新年度になり、GWと梅雨も明け、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

モズクの産地・勝連(かつれん)では、この時期ハーリーのイベントが行われます。

 

ハーリー

 

漁協関係者だけでなく、地域の方々が(中には中学生も!)参加するにぎやかな大会です。

私も一度ハーリーを体験したことがありますが、腕も足もクタクタになりました・・・。

参加された皆さんはパワフルでこちらも元気になりますね!

 

さて今日は、5月に沖縄で開催された日本栄養・食糧学会で弊社が発表した研究について、ご紹介しようと思います。

 

日本栄養・食糧学会は、栄養学ならびに食糧科学の進捗をはかり、国民栄養の向上に寄与することを目的に、1947年に設立されました。(日本栄養・食糧学会HPより引用いたしました。)

 

 

この歴史ある学会にて、弊社から3報発表を行いました。

研究のタイトルは次の通りです。

①便秘傾向者のオキナワモズクフコイダン摂取における便秘改善効果

②ヒトに対するフコイダン長期および過剰摂取による安全性

③健康人ボランティアにおけるフコイダンの短期及び長期摂取吸収試験

 

 

タイトルだけではイメージしにくいので、一つずつ解説していきますね!

 

まずは①について、どういう研究かというと・・・

「便秘傾向者66人に、オキナワモズク由来フコイダンを1日500mg、2週間続けて摂取させると、対照食摂取期間(オキナワモズク由来フコイダンを摂取しなかった場合)と比べて、排便日数、排便回数、排便量が増加した。」という内容です。

 

 

有効性試験イラスト

この研究から、『オキナワモズク由来フコイダンを便秘傾向者が摂取すると便秘が改善される』ことが確認されました。

 

では、どういう仕組みで便秘が改善されるのでしょうか?

 

 

別の研究者が行った論文に、「フコイダンが腸の蠕動運動を亢進させた」「フコイダンを投与すると胃排出能亢進効果が認められた」「フコイダンには腸内フローラを調整する作用がある」と述べられています。

 

 

〜ちょっと用語解説〜

*蠕動運動(ぜんどううんどう)・・・消化した食べ物を腸の中で移動させる働きのこと。この働きが弱まると便秘の原因になります。

*亢進(こうしん)・・・高まること。

*腸内フローラ・・・様々な腸内細菌(善玉菌や悪玉菌などの微生物)が集まって構築される微生物群集のこと。

 

ということは、フコイダンが胃と腸の働きを高めて、また腸内フローラを調整したことで、腸内環境が整えられて便秘改善効果が得られた、と考えることができますね。

 

名称未設定

 

フコイダンを摂取して便秘が改善していく過程で、様々な作用が関連しているなんて奥が深いです。

 

 

では、続きは次回お話いたしますね。

お楽しみに〜

イメージテキスト

本場・沖縄県で、オキナワモズクやフコイダンの生産と研究開発に積極的に取り組むサウスプロダクトが、その魅力や特性を科学的にわかりやすくご紹介。
産地ならではのLive感いっぱいで、お届けします。