沖縄県水産海洋技術センターを訪ねて

モズクのお話

はいさい!皆様!!

ちゃ~がんじゅ~ですか(お元気ですか)?

「もずく」、食べてますか?

 

 

10月になると、次のモズクの栽培が気になってきます。

なぜなら、海人さんたちは次のモズクのシーズンのために

少しずつ準備を始める時期だから。

去年、宮城伸一さんに取材をお願いして、

収穫までを追いかけた、そのはじまりが10月の半ば過ぎあたりでした。

 

次期のモズクは果たして・・・。

 

まずは種付けの準備からスタートするのですが、

よかったら、去年の様子をごらんください。

 

 

『モズクの栽培日記 ①』

 

 

さて、それでは今回のモズクにまつわる話をお届けしましょう。

 

今回は、糸満・喜屋武岬そばにある

「沖縄県水産海洋技術センター」で行われている、

オキナワモズクの研究の様子を伺ってきました!

 

 

個人ではなかなか訪ねる機会のない場所なので、ワクワクして入ると

その玄関で、センターでの研究のひとつ『ヤイトハタ』が水槽の中から迎えてくれました。

ヤイトハタについては、その養殖技術にまつわる研究が進められています。

 

 

 

今回、沖縄県水産海洋技術センターでの研究の様子を説明してくれたのは

海洋資源・養殖班 主任研究員の岩井憲司さん。

 

ここ、糸満のセンターに来る前は、

八重山の石垣で長年「シャコガイ」の研究をしていました。

一時期は沖縄で年間200トンもの漁獲があったのに、

2000年には50トンまで減少。

沖縄ではよく食べられる貝類のひとつなので、養殖技術が不可欠となったわけですが、

研究のおかげでずいぶんとその量は復活してきたようです。

 

 

 

 

 

ところで、本題の『モズク』。

 

改めて、もずくとは何ぞや・・・というところから

丁寧に説明いただいたのですが、

やはり気になったのは『イノーの恵み』について。

 

 

この『イノーの恵み』とは、沖縄県水産海洋技術センターが

2015年9月に品種登録したオキナワモズクの品種のことで、

農林水産省にある品種登録制度にオキナワモズクのそれも認められたのでした。

 

オキナワモズクの承認はもちろん初めてのこと。

品種登録番号24443という番号が付けられました。

当時、新聞記事にもなって大きく発表されたこと、覚えていますか?

 

 

岩井さんによると、

研究を開始したのは2011年。

モズクの漁業関係者から、

品質が良く、収穫量が多く、生産性の高いモズクが求められており、

それに応える株を探していました。

 

そんな中、県内に生息する10種類以上のモズクの中から有望な株を発見!

その株の単離培養(種を採取し雑物のない状態で培養すること)を行い、

養殖試験をした結果、登録するに至る株になったというわけなのです。

 

 

 

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-161753.html

◆2015年10月28日付 琉球新報より

他品種よりも柔らかく長い特徴を持つ「イノーの恵み」(右)

(県水産海洋技術センター提供)

 

 

ちなみに、

「イノーの恵み」のイノーとは

沖縄の方言で礁地(しょうち)、すなわち、サンゴのある浅瀬のことで、

海の畑ともいわれるほど豊かな場所を指します。

そこで育まれるモズクをイメージして「イノーの恵み」。

 

これからどんどん沖縄の海でこの「イノーの恵み」が育てられ、

たくさん収穫でき、

多くの人においしく食べてもらえるようになるといいですね。

 

 

 

最後に、せっかくなので岩井さんにセンターの中を案内してもらいました。

 

 

長い廊下で最初に開いたドアは、

 

 

中ではその名の通り、培養の研究が行われていました。

 

 

 

 

 

別棟に向かうと・・・

 

dsc_0684

 

プールやらがたくさん。

 

 

 

その奥にある部屋が・・・

 

 

モズクの種がたくさん並んでいました。

そして、最後の登場となりましたが、

今回お世話になったこの方が主任研究員の岩井憲司さん!

 

 

 

いろいろとありがとうございました!

また、新しい発見があった時には教えて下さい。

 

 

そして、みなさんの食卓には

おいしい「イノーの恵み」が並びますように・・・・・。

 

 

 

 

では、『モズク』にまつわる話、

次回もお楽しみに!

 

 

文・撮影:伊藤麻由子

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