早摘みもずくはいいことづくめ!

モズクのお話

はいさい!皆様!!

ちゃ~がんじゅ~ですか(お元気ですか)?

「もずく」、食べてますか?

 

今年のもずくはいかがですか?

漁師さんが手塩にかけて育てて収穫した早摘みもずくのおいしさは、格別ですよね。

この前、全国のお取り寄せ食材のサイトを運営しているとある社長さんが、

感動していました。

「初めて生の早摘みもずくを食べて、もずくってこんなに美味しいんだと知りました。

今までもずくって苦手だと思っていたのですが、とんでもない。毎日でも食べたくなりました。」と。

東京の方なのですが、いつも食べていたのはパックに入った酢もずく。

美味しさの違い、実は、理由があるんです。

 

 

さぁ、そんな今日のもずくにまつわるお話は、

「早摘みもずくはいいことづくめ!」

お取り寄せサイトの社長さんの感動の理由もこれでわかるはずです。

 
漁師00072

 

いつもこのサイトをご覧下さっている方は、もう見慣れたかもしれません。

この生の早摘みもずくの姿!

そして、勝連漁協の海人・宮城伸一さんの顔(笑)。

 

 

でも実は、沖縄県の人にとってこの生の早摘みもずくの姿は

そんなに珍しいものでもありません。

なぜならば、季節になればスーパーでたっぷりパック詰めされて売られているし、

生の早摘みもずくを食べたり、調理することに慣れているからです。

ですが、県外ではなかなか見ることがないのが現状。

その理由は、

  1. 当然のことながら、生の早摘みもずくは流通がむずかしい
  2. 沖縄県でしか栽培できない

 

 

こういったことから、県外でもずくを食べるとなると、

加工品が主になります。

それが、先の社長がこれまで食べていた「酢もずく」というわけ。

加工することによって、日持ちが可能になるからです。

 

ですが、この「酢もずく」のもずくは、

生の早摘みもずくでは作ることができません。

加工品の「酢もずく」の原料になるもずくは、「熟もずく」といって

1ヶ月~1ヶ月半もの長いあいだ海で栽培した成熟もずくなのです。

 

早摘みもずくとの違いは、

  1. もずく独特でフコイダンたっぷりのヌメヌメがあまりない
  2. 成熟しているがゆえに、食感も大味。
  3. ぷっちりと、サイズも太め

 

 

決して、悪いもずくという意味ではありませんが、

もずく本来の美味しさが半減していることは確かです。

 

 

また、漁師さんからみても、

この太もずくを栽培するのはとても大変。

なにせ長期間海においておかないといけないので、

台風や海水温などの影響を受ける機会が多くなる上、

潮の流れによって、大きくなったがゆえに自分の重さで切れて流されたり。

収穫量も上がりません。

漁師さんの苦労もなかなか報われないのです。

 

 

 

 

やはり、生の早摘みもずくが一番!!!

 

 

 

「でも、これって、沖縄にいないと食べられないの?

生の早摘みもずくは流通がむずかしいって・・・。」

 

そんな声が聞こえてきそうですね。

 

確かに、基本的にはその通りです。

ですが、実は、それを可能にした誇るべき技術が確立されてきています。

沖縄県外でも、その美味しい「生の早摘みもずく」が食べられるようになったのです。

 

 

 

さぁ、次回はその技術とそのもずくをご紹介しましょう!

勝連漁業協同組合では、研究に研究を重ね、商品化に成功しています。

一体どんなものか。

もしかしたら、工場を訪ねてくるかもしれません。

 

 

どうぞ、次回もお楽しみに!

 

(次回掲載は、 5月 27日(金)の予定です)

イメージテキスト

本場・沖縄県で、オキナワモズクやフコイダンの生産と研究開発に積極的に取り組むサウスプロダクトが、その魅力や特性を科学的にわかりやすくご紹介。
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