モズクの不思議!

モズクのお話

はいさい!皆様!!

ちゃ~がんじゅ~ですか(お元気ですか)?

 

 

沖縄も朝晩は少し冷えるようになりました。

太陽が顔を出す昼間は、まだまだ気温も上がりますが、

クーラーの使用率も随分と減ってきたかと思います。

 

そんな沖縄の秋。

当然のごとく海水温も下がってきました。

まだ、観光客などは海に入って泳いでいますが、

海から上がるとブルっときますね。

でも、この海水温の下降は海水をきれいにしてくれています。

真夏より秋の方が海水がキレイで透明度が高くなるのです。

 

これは温度におるプランクトンの繁殖に影響を受けています。

海の中を覗くとしたら、

これからの時期がおすすめです。

 

 

うるま市勝連(浜比嘉島)

 

 

 

さて、今回は【モズクの不思議】についてお届けしましょう。

普段、何気に食べているモズクですが、ハタ!と思うと疑問も出てくるものです。

 

まずは、素朴な不思議から。

 

 

◆モズクはどうしてヌルヌルしているのですか?

 

→ずばり、「フコイダン」という成分が含まれているからです。水溶性であるフコイダンは、ヌルヌル成分の素なのです。

もずくの他には、めかぶや昆布の一部にも含まれています。このフコイダンが発見されたのは、1913年のことでした。

 

 

◆では、何のためにモズクはヌルヌルしているのですか?

 

→モズクが自分の身体の中にヌルヌル成分として、フコイダンを備えているのにはちゃんとした理由があります。

それはモズクが自分の身を守るためです。

例えば、海底の岩に擦れたり、潮の流れなどの影響で葉や茎といったモズクの表面に傷が付いたとき、このフコイダンが活躍します。ナント、そこから海中の細菌が入ってこないように、ネバネバで侵入を防ぐのです。

また、潮が引いて太陽や外気にさらされた時には、乾燥から身を守る役目も果たしています。

ヌルヌルはモズクにとって、不可欠なものなのです。

 

 

◆フコイダンは海藻にしか含まれていないのですか?

 

→現在、わかっているところでは、陸上の生き物でたった一つ、カエルの卵の中に

含まれていることが分かっています。たぶん、その目的はモズクと一緒で、卵からオタマジャクシに孵るまで、大事な卵を守るためだと考えられています。

 

 

◆沖縄では、どうしてモズクのことを「スヌイ」というのですか?

 

→かつて琉球だった頃、モズクのことは漢字で「海苔」と書いていたことがあったそうで、その「海苔」を発音すると「ヌイ」。そして、当時から、酢、特に三杯酢で食べることが多かったので、「酢」で食べる「ヌイ」、「スヌイ」となったとされています。

ちなみに、宮古の方言では「スヌズィ」、八重山では「スヌル」、奄美方面ではそのまま「スノリ」と呼ばれています。

 

 

◆日本人はモズクなど海藻を消化する酵素を持ち合わせているってホント?

 

→食習慣と人の体の関係はよく取り挙げられています。例えば、同じ人間であっても食習慣によって腸の長さが違ったり、体への吸収率が違ったりします。

では、モズクを見てみましょう。海藻の食文化のない北アメリカ人の体内には、海藻を消化する酵素は見当たりませんでした。でも、日本人の場合、約38%が海藻の消化酵素を持つことがわかっています。

人間の体は面白いものですね。

 

 

ちなみに、モズクに特化した場合、そのモズクの消化酵素をあなたは持ち合わせているか?ちょっと興味はありませんか?実はとても簡単に調べる方法があります。

もし気になったら、こちらまで。只今、無料で調査しています。

 

【フコイダン吸収試験ボランティア募集中!】

 

https://www.south-p.co.jp/mozukulabo/2015/09/01/51/

 

ぜひ、気軽に問合せをしてみてください。

 

 

 

さぁ、次回は、モズク漁師さんの所へお邪魔してきます。

モズクは栽培して収穫するもの。

そろそろ、来春の収穫を目指してその栽培準備が始まります。

果たしてどんな風に栽培していくのでしょうか。

その様子をお伝えします。

 

 

お楽しみに!!

 

(次回掲載は、10月30日(金)の予定です)

 

 伊藤麻由子

イメージテキスト

本場・沖縄県で、オキナワモズクやフコイダンの生産と研究開発に積極的に取り組むサウスプロダクトが、その魅力や特性を科学的にわかりやすくご紹介。
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