【2026年版】オキナワモズク生産量の推移と今年の特徴

モズクのお話

年に一度発表されるモズク生産量。
今年も2026年産のデータが発表されたので、地域別・月別のデータとともに、今年の特徴をまとめました。
昨年は2万トンを超える豊作となったオキナワモズクですが、今年の生産量はどうだったのでしょうか。

今回は、2026年産の生産量を振り返りながら、販売データや消費者アンケートから見えてきたモズクの消費についても紹介します。

全国シェア90%以上:沖縄モズク生産の特徴

沖縄県は全国のモズク生産量の90%以上を占める、モズクの一大産地です。
モズクにもいろいろな種類があり、その中でもオキナワモズクが主に流通しています。

オキナワモズクの養殖は、一般的に秋ごろから始まり、冬の間に成長させて、春から夏にかけて収穫します。
地域によって養殖や収穫の時期には違いがありますが、収穫が終わると各地域の生産量が集計され、年間の生産量として発表されます。
生産量のデータは、オキナワモズクとイトモズクの2種類が報告されています。

本サイトでは主にオキナワモズクをピックアップしてまとめました。

2026年産オキナワモズク:地域別・月別データまとめ

2026年産のオキナワモズク生産量は、1万5,885トンとなりました。 前年の2025年産は2万1,689トンだったため、前年と比べると大きく減少しています。

オキナワモズクの生産量の推移を、1978年(昭和53年)から現在までまとめました。
右側が2026年産(R8)のデータです。

過去の生産量と比べてみると、2026年産(R8)は比較的少ないものの、過去にみられる生産量の水準にあります。

次に、過去数年間のオキナワモズク生産量を地域別にまとめました。

今年も、勝連、知念、八重山などが主要な生産地となっています。
地域によって生産量に違いがあるので、こうしてグラフにすると、どの地域で多く生産されているのかがわかりやすいですね。

また、オキナワモズクの生産量を月別でもまとめてみました。

2026年は1月から収穫が始まり、4月に最盛期を迎えました。

4月の生産量は6,693トンと、年間の中でも特に多くなっています。
その後は減少し、6月には277トン、7月には100トンとなりました。

昨年も4月が収穫の最盛期でしたが、今年も同じく4月がピークとなっています。
春から初夏にかけて収穫が集中するのは、オキナワモズク生産の特徴の一つですね。

豊作だった前年から一転:2026年産モズクの特徴

2025年産のオキナワモズクは2万1,689トンと、2万トンを超える豊作となりました。
一方、2026年産は1万5,885トンとなり、前年から大きく減少しています。

生産量だけを見ると、2025年から大きく減っているため、「今年は不作だったのかな?」と思ってしまいます。
ただ、過去の生産量を振り返ってみると、2026年産は過去数年間にもみられる水準となっています。
そのため、「前年が特に多かった」という点も、今年の生産量を見るうえではポイントになりそうです。

では、イトモズクはどうだったのでしょうか?
イトモズクの生産量は、
2022年産:743トン
2023年産:848トン
2024年産:195トン
2025年産:1,195トン
2026年産:708トン となりました。

2025年産では過去最高の生産量となったイトモズクですが、2026年産は708トンとなり、前年から減少しました。
それでも、2024年産の195トンと比べると高い水準です。
昨年はイトモズクの生産量が大きく伸びたことが話題になりましたが、今年はそこから少し落ち着いた形になりました。

オキナワモズク、イトモズクともに、年によって生産量には大きな変化があります。
モズクの養殖は、海の環境や天候などの影響を受けるため、毎年同じように生産できるわけではありません。
近年は高水温や台風などの影響で生産量が不安定となっており、2026年産も高水温による芽出しの遅れや、台風によるモズクの流失などがあったとされています。
今後も年ごとの生産量の変化を見ながら、モズクの生産がどのように推移していくのか注目していきたいところです。

モズクの消費はどうなっている?販売データとアンケート

ここまでは「どれくらいモズクが生産されたのか」を見てきました。
では、実際にモズクはどのくらい食べられているのでしょうか?
今回は、スーパーなどで販売されたモズク商品のPOSデータと、消費者を対象にしたアンケート結果から、モズクの消費についても見てみます。

モズク商品の販売は少しずつ増加

まず、全国912店舗を対象としたPOSデータを見ると、モズク商品の販売数量は、
約683万個 → 約694万個 → 約712万個 と、ここ数年で少しずつ増加していました。
販売金額も約10.5億円から約11.2億円へと増加しています。
首都圏でも同様に増加傾向がみられ、モズク商品の販売は少しずつ伸びているようです。

「健康に良さそう」というイメージが強いモズク

続いて、2026年1月に沖縄県内のイベントで、ブースを訪れた1,111人を対象に実施された消費者アンケートを見てみます。
モズクを食べる頻度については、「毎日」「週に2~3回以上」「週に1回程度」を合わせると365人で、約3人に1人が週に1回以上モズクを食べているという結果でした。
一方で、「月に2~3回程度」「数ヶ月に1回程度」という人も多く、食べる頻度には幅があるようです。

また、モズクに対するイメージでは、966人が「健康に良さそう」と回答。
1,111人の約87%にあたり、モズクの健康的なイメージの強さがうかがえます。
ただ、購入するときに重視する点では、「味付けの種類」が868人、「食感」が835人と、健康面よりも味や食感を重視する人が多い結果となりました。
健康に良さそうというイメージだけでなく、「おいしく食べられるか」ということも、モズクを選ぶうえで大切なポイントなのかもしれません。

いろいろな食べ方にも期待?

「こんなモズク商品があったらもっと買いたい」という質問では、アレンジレシピやメイン料理になるようなレシピ、天ぷら、丼もの、鍋、しゃぶしゃぶ、スイーツなど、さまざまなアイデアが挙がりました。
中でも「アレンジレシピ・メイン料理になるようなレシピ」は45件あり、モズクをいろいろな料理に取り入れたいという声もみられました。
モズクというと酢の物などの定番料理を思い浮かべますが、実はさまざまな食べ方ができる食材。
こうした食べ方の広がりも、モズクを食べる機会を増やすきっかけになるのかもしれません。

まとめ

  • ・2026年産のオキナワモズク生産量は1万5,885トンとなった。
  • ・2025年産は2万トンを超える豊作だった一方、2026年産は前年から大きく減少した。
  • ・イトモズクの生産量は708トンとなり、前年の過去最高からは減少したものの、2024年産を上回った。
  • ・POSデータでは、モズク商品の販売数量・金額はここ数年で少しずつ増加していた。
  • ・消費者アンケートでは、モズクに対して「健康に良さそう」というイメージを持つ人が多かった。
  • ・モズクを購入するときには、健康面だけでなく、味付けや食感も重視されていた。
  • さまざまな料理へのアレンジを求める声もあり、モズクの食べ方にはまだ広がりがありそう。

昨年は、2025年産のモズクが豊作となった一方で、在庫を多く抱えている状況があることが印象的でした。
今年は前年から生産量が大きく減少しましたが、過去の生産量と比べてみると、2025年産が特に多かったともいえそうです。

一方、今回POSデータを見てみると、モズク商品の販売は少しずつ増えていました。
さらにアンケートでは、「健康に良さそう」というイメージだけでなく、味付けや食感を重視している人が多いこともわかりました。
「もっと買いたい商品」の回答には、天ぷらや丼、鍋、しゃぶしゃぶなど、いろいろな食べ方のアイデアも。
こうして見てみると、モズクにはまだまだいろいろな楽しみ方がありそうです。
モズクの魅力をもっと知ってもらうためにも、モズクに関わる企業としてPRを頑張らねばと改めて思いました。

今回の内容が少しでも参考になればうれしいです。

参考文献

沖縄県もずく養殖業振興協議会資料

 

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本場・沖縄県で、オキナワモズクやフコイダンの生産と研究開発に積極的に取り組むサウスプロダクトが、その魅力や特性を科学的にわかりやすくご紹介。
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