フコイダン規格基準が設定されました

フコイダンのお話

こんにちは。

 

暦の上ではもう秋ですが、沖縄はまだまだ暑いですね〜><

昼間は30度を超えていますが、まだ綺麗な海が見られると思うと

暑い日がもう少し続いてもいいかな〜て思っちゃいます・・。

 

というのも、この間きれいな海の写真が撮れたので、本題に入る前にのせますね!(笑)

IMG_3648

 

この間、瀬長島に行ってきたのですが、快晴で空も海もとても青々としていました。

瀬長島は西側にあるので、今度はサンセットでも見に行こうかな〜と思ってます。

IMG_3654

 

 

さてさて、本題です。

フコイダンの規格が正式に設定されましたので、今日はその説明をしようと思います!

 

そもそもフコイダンというのは、オキナワモズクだけではなく、コンブやワカメにも入っていて、健康食品として幅広く流通されています。

フコイダンは多糖類であり、フコースという単糖がたくさん繋がった形をしていますが、その構造はフコイダンの由来(原料)が異なると変わります。

 

オキナワモズク由来のフコイダンの構造は、フコースのα-1,3結合を基本に、フコースの4位炭素の約50%に硫酸基が結合、フコース6分子に1個の割合でグルクロン酸がα-1,2結合していることが明らかになっています。

・・といっても難しいので、図で表すと以下の構造になります。

 

Fucoidan

▲オキナワモズク由来フコイダンの構造

 

*フコイダンの構造については、以前にも紹介していますので、もっと詳しく知りたい方はこちらからどうぞ♪

 

 

 

フコイダンは、健康に良いということで最近ではよく知られるようになりましたが、実はフコイダン関連商品の科学的根拠は曖昧な状態でした。また、基本的な化学構造が「高分子」「低分子」と異なるものが存在していたり、フコイダンが入っているか疑わしい商品も出回っているんです。

 

そこで、内閣府所管の公益財団法人に認定されている、日本健康・栄養食品協会(以下、日健栄協)が、どういうものをフコイダンとするのか、フコイダンの含有量はどう評価するのかなどの基準を定めることになりました。

 

 

 

日健栄協で定められた「フコイダン食品」の規格基準は、フコイダンの定義、製品規格、試験項目、安全・衛生基準、1日の摂取目安量の項目で設定されました。

その中でポイントになるところは、“フコイダン=高分子”であるということ。

 

オキナワモズク由来のフコイダンの場合は、先程の図が完全なフコイダンの構造(=高分子)になるので、どこかを切って低分子にすると、その成分はフコイダンではなくなってしまうのです・・・。

そういう厳しい基準が決められたのですが、私たちが提供させて頂いているフコイダンは高分子!なので、より一層自信を持ってお客様にご提案できるようになりました。

 

 

 

今回設定された規格基準に適合していれば、日健栄協に申請を行うと、認定健康食品(JHFA)マークを商品に表示することができます。

フコイダン関連商品にこのマークがあれば、フコイダンの基準に沿っているといえるので、フコイダン食品を選ぶ一つのポイントになりますね。

 

ちなみに、この認定健康食品(JHFA)の表示を許可する制度は、昭和60年から開始されていて、現在フコイダンを入れて69種類について規格基準が設定されています。

こんなに多いということは、それだけ基準が設けられていて管理されているとも言えます。

その中にフコイダンが仲間入りしたことは、消費者にとっても安心して商品を選ぶことができますね。

健康食品

 

 

今日は話が長くなっちゃいましたが、ついて来れましたか〜^^;

では、次回の投稿をお楽しみに!!

 

イメージテキスト

本場・沖縄県で、オキナワモズクやフコイダンの生産と研究開発に積極的に取り組むサウスプロダクトが、その魅力や特性を科学的にわかりやすくご紹介。
産地ならではのLive感いっぱいで、お届けします。