こんにちは。
またまた前回の続き、日本栄養・食糧学会で発表した研究『③健康人ボランティアにおけるフコイダンの短期及び長期摂取吸収試験』について紹介していきます。
早速、これはどんな研究かというと・・・
オキナワモズクをよく食べる人はフコイダンをよく吸収するのか?
また、フコイダンは免疫にも何か関係しているのか? を調べました。
まず、フコイダンの吸収力について、
(沖縄県はオキナワモズクの生産量が日本一であるため、その消費量も多いのでは!?ということを踏まえて・・・)
沖縄県内出身者と、沖縄県外出身者でフコイダンの吸収に違いがあるのかを調べるため、オキナワモズク由来フコイダン3gを1日1回摂取していただきました。その結果、沖縄県内出身者のフコイダン吸収力が高いことが確認されました。(性別や年代といった別の項目でも違いを比べていますが、統計上の違いは確認されませんでした。)
そのデータをまとめたものが下の図です。沖縄県内出身者の方が、ぐ〜んとグラフが伸びているのがわかりますね。
次に、免疫との関係について、
被験者にオキナワモズク由来フコイダン3gを1日1回、1ヶ月間摂取していただき、フコイダン摂取後のNK細胞活性を調べました。その結果、活性が上昇した人が一部確認されました。この結果から、フコイダンは免疫と関係がある可能性が示されましたが、それを明らかにしていくためには、まだまだ研究が必要な状況とのこと。
でも、免疫との関係が科学的に説明できれば、私たちの健康のために色々活用できそうですね!
*NK細胞・・・ナチュラルキラー細胞。ウイルス感染細胞などを攻撃するリンパ球のこと。生まれつき私たちの体に備わっている仕組みであることが名前の由来。
さて、
日本栄養・食糧学会で発表した研究紹介、今回で最後ですがいかがでしたでしょうか。
沖縄では日常的に食べられているオキナワモズク。
その中に含まれているフコイダンは色んな可能性を秘めているんですね〜。
個人的には、オキナワモズクの摂取経験によってフコイダンの吸収力が上がる研究が、とても興味深かったです。
ち・な・み・に、
この研究は現在も進捗中で、随時モニターを募集しているとのことです。
自分のフコイダン吸収能力を知りたい方、研究に一役買いたい方など、興味のある方はこちらで受付しておりますよ。お気軽にどうぞ〜。
モニターは気になるけど、申し込んだら何をするの〜?と思った方は、以下のページを覗いてみてください。横浜出身の方に実際に挑戦いただいた内容を紹介しておりますよ。
ではでは、次回の投稿をお楽しみに♪