フコイダンの構造と作用

フコイダンのお話

●「フコイダンには、選ぶポイントがある」

はいさい!皆様。ちゃ~がんじゅ~ですか?
夏休みに入りましたね。
海のレジャーが楽しい~☆という方も、山のレジャーがいいな☆という方も、
こちらのブログでは、海の恵み「フコイダン」ついてお楽しみくださいね!

さて、前回は「フコイダンってなに?」というテーマでしたが、
今回は、そこからもう少し突っ込んだお話です。

いきなりですが、なんと「フコイダン」という物質は、
1種類ではないということをご存知でしたか?
(これまでに6種の存在が明らかになっている。)

「フコイダン」は、フコースという単糖がいっぱいつながっている多糖体の総称で、
コンブ属、ヒバマタ属、マクロシスティス属などに含まれているのですが、
原料の海藻によって化学構造が異なるのです。

したがって、「フコイダン」の効能を確認するときは、
ワカメ由来なのか、オキナワモズク由来なのか、その他海藻由来なのかを
チェックすることが大切なポイント!

なぜなら、抽出した海藻によってその作用に大きく
関わってくることがわかっているからです。

これまで、「フコイダン」は“ガンに効果がある”・“免疫力を上げる”・
“アポトーシス効果(不要な細胞の自滅死)がある”など謳われていましたが

・どの海藻由来の研究結果なのか?
・実験は、動物で行ったのか?人試験なのか?

これらの情報をできるだけ詳しく且つ正確に知って、
「フコイダン」を効果的に摂りたいですよね。

どれも同じ効果・効能が期待されるんじゃない?
と思っていたら、それぞれの海藻により異なる作用があるとは驚きです。

だからこそ、「フコイダン」を選ぶにはポイントがあったのですね!

●「オキナワモズクフコイダンの構造と作用」

”地産地消”という言葉があるように、地元で採れた地元の食品は
安全で馴染み深く、安心感がありますよね。
ご存知の通り、世界でも「オキナワモズク」を生産しているのは沖縄だけです。
そして、私たちは、世界で初めてこの「オキナワモズク」から高純度の
「フコイダン」が製造可能となる工業的生産技術を開発しました。

では、私たちが日々研究しているこの「オキナワモズク由来フコイダン」の
構造と作用についてご説明しますと…

少し専門的な話になりますが、「オキナワモズク由来フコイダン」の構造は、
フコースのα-1,3結合を基本にしたシンプルな構造で、
フコース4位の炭素の約60%に硫酸基が結合、フコース6分子に1個の割合で
グルクロン酸がα-1,2結合していることが明らかになっています。

また、「フコイダン」には抗酸化作用・免疫賦活作用・抗ウィルス作用・
整腸作用・抗炎症作用・コレステロール低下作用・保湿作用など、
多くの機能と作用が報告されています。

なかでも特筆すべきは、抗潰瘍作用とピロリ菌定着阻害作用について
「オキナワモズクフコイダン」で実験を行ったところ、摂取を継続することで、
胃もたれや胃痛等(機能性胃腸症)の改善に効果がある可能性が示されたこと!
これはつい最近、新聞にも掲載された大変話題になっている情報です。

ピロリ菌接着阻害(推定図)

「オキナワモズクフコイダン」は“胃にやさしい すぐりむん”との認識が
広がりつつあるのはスゴイですね!

私たちは、この興味深い実験をはじめとした
オキナワモズク由来の「フコイダン」の効能効果・その可能性について
日々研究を行っております。
今後、機能性胃腸症(FD)の研究とその結果を
このブログでお伝えしていきたいと思っていますので、どうぞお見逃しなく。

次回は、いよいよ「フコイダン」の効能についてのお話です。
お楽しみに☆

イメージテキスト

本場・沖縄県で、オキナワモズクやフコイダンの生産と研究開発に積極的に取り組むサウスプロダクトが、その魅力や特性を科学的にわかりやすくご紹介。
産地ならではのLive感いっぱいで、お届けします。